Qt-LCoを使ったライブラリの作り方

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  • このページはQt-LCo に付属のチュートリアルと同じものです
  • イメージは Turbolinux でキャプチャしたものですが Windowsでも、ほぼ同じです。

Qt-LCoによるライブラリの作成

 2002/04

(c) Copyright OKADA Hitoshi(Suigyodo), 2002

1. Qt- LCoの起動画面

  ウインドウの左が部品リスト、右が部品編集エリアです。
 

2. 部品の新規作成
  [Component]メニューから、[New]を選ぶと下のダイアログが現れます。

[Name] -- 作成する部品名
[Prefix] -- 部品番号のプリフィックス
[Width],[Height] -- 部品のサイズ
[Block] -- 1パッケージあたりに含まれる同一ブロックの数
[Use BitPattern] -- 図柄を使う場合はチェックします。

  入力を済ませたら[OK]ボタンをクリックしてください。
  部品リストに、新しく作成した部品の名前が現れます。それをクリックすると、部品編集エリアに未編集の部品が表示されます。(ビットパターンを使わない設定で新規作成すると、未編集の部品の四角の枠が緑色で表示されます)


 
 

3. パターンの編集
  部品が「ビットパターンを使う」設定になっている場合に、Qt-LCoのウインドウの右上の方にある[Pattern...]を押すと、パターン編集ウインドウが現れます。
  フリーハンド、直線描画、楕円描画のツールのほか、矩形で選択して、移動や回転、左右反転を行うことができます。
 フリーハンド、直線描画、楕円描画ツールのときには、左ボタンで描画、右ボタンで消去になります。

  描画が終わったら、[File]メニューから[Close]を選んで、ウインドウを閉じてください。(ここではファイル保存は行いません)
  LCoのウインドウに戻ると、部品の胴部に編集したパターンが反映されています。


 

4. ピンの編集
  編集したいピンの先端をクリックすると、赤い丸のカーソルが移動ます。
  ピンがまだNULLピンのとき(未定義のとき)には、まず、ピン形状の種類を選んでください。NULLピン以外のピン形状を選択すると、ピン定義ができるようになります。
[Value] -- ピンの名前(文字の前に \ をつけると、上線付き文字になります)
[Num] -- ピンの番号
[Hide pin number] -- チェックすると、Qt-BSchでピン番号を表示しません。ただし、Qt-LCoでは赤色で表示されます。
  なお複数のブロックを持つ部品の場合、[Block]の値を2以上にしているときには、ピンの番号だけが変更できます

必要な入力が終わったら、[Update]ボタンをクリックしてください。部品表示エリアにピンの編集が反映されます。


 
 

5. ファイルへの保存
  部品の作成が終わったら、[File]メニューから、[Save as] (既存のファイルを編集したときには [Save] )を選んで、保存してください。
 

6. その他
  下は、既存のファイルを開いた様子です。


 

  • 部品リストで赤色で表示されているのは、Alias(エイリアス、別名)の部品です。このように同じ部品の内容に対して複数の部品名を作ることができます。Aliasの作り方は簡単です。元になる部品を選んでおいて、[Component]メニューから[Alias]を選び、別名の設定を行います。
  • 部品リストで部品を選んでおいて、ウインドウの左上の方にある、上向き三角印のボタンと下向き三角印のボタンを押すとリスト内での位置が変わります。
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