NL3Wで電源シンボルがUNCONNECTEDになる
回路図の中で一つの部品だけに繋がった電源シンボルはUNCONNECTEDになります。
uncnpow.ce3
これだけの回路だと、NL3WではVCCとGNDが未接続になります。
ネットリストは部品のピンの接続を表現するものですが、この回路図のVCCとGNDはラベルやタグと等価で部品ではないためです。
ネットが成立するためには何かの部品に接続されている必要があります。
実際の回路でも基板上に抵抗とLEDが載っているだけでは機能しません。電池を接続したり、 コネクタから電源から供給したり、電源ハーネスを直付けしたりするはずです。
コネクタを配置
cnpow.ce3
電源の接続端子をコネクタで表現したもので、ネットリストでもVCC、GNDは未接続になりません。
ターミナルを配置
tmpow.ce3
電源の接続端子をターミナルで表現したもので、ネットリストでもVCC、GNDは未接続になりません。
電源ハーネスを基板に直付けする場合はこちらの方がしっくりするかもしれません。
ターミナルの部品は標準ライブラリには入っていませんが二重丸にピンを付けただけのものです。
T1, T2は一見電源シンボルと同類に見えますが、「T1」, 「T2」は部品番号に記述してあります。
(NL3Wでは単ピン部品のうち、部品番号のないものを電源シンボル、部品番号のあるものは一般の部品として扱います)
実験用ブレッドボードだと電源レーンが最初から提供されていることがありますので、電源を部品として意識しないかもしれません。その場合も回路図上は電源レーン=電源ハーネスと考えて作図してください。
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