ホームページで回路図を公開する方法について
BSch3Vを使って作成した回路図をホームページで公開する方法についてです。
1. BMPファイル出力したものを使う
これはDOS版の回路図エディタCEからの伝統の方法です。(CEの頃はBID形式でした)
BSch3Vのファイルメニューから[BMPファイル出力]を選んでBMPファイルを作り、これをフリーウェアのGcon 2.1.3 を使ってPNGファイルに変換したものです。(この回路は動作検証をしていません。この通り作っても動作するとは限りませんので、あしからず)
描画のガタガタが気にならないでしょうか? 印刷したら綺麗に見えるトランジスタの円も、BMP出力だといまいちな印象になってしまいます。
BSch3V Version 0.65以降をWindows XP/Vistaで使うと、ファイルフォーマットとしてBMP以外にPNGも選べますし、モノクロだけでなくカラーでも出力できます。
2. メタファイル出力したものを使う
WordやExcelに貼り付けるときに便利なメタファイルを使う方法です。
BSch3Vのファイルメニューから[メタファイル出力]を選んでEMFファイルを作り、これを上で紹介したGcon 2.1.3 を使ってPNGファイルに変換したものです。このとき気をつけなければならないのは、Gconの編集オプションで画像のピクセルサイズを指定する必要があることです。
ちょっとピンボケみたいな感じで好き嫌いがあるかもしれませんが、画面で見るぶんにはかなり綺麗に見える方法ではないかと思います。
欠点は画像サイズがやや大きくなってしまうことです。
あと、Qt-BSch3Vではメタファイルをサポートしていないのでこの方法は使えません。
3. PDFで公開する
こちらがPDF画像です。
Primo PDFを使って作成しました。PDFへの変換には、様々な有償、無償のソフトが使えます。
やや情報が古くなりつつありますが、こちらもご参照ください。
公開する回路図が印刷されることを想定するなら、PDFでの公開は良い選択だと思います。
4. BSch3Vの回路図ファイルで公開する
こちらが元の回路図を圧縮したファイル(radio.zip)です。
フォントや文字コードの問題で文字化けが発生する恐れはありますが、回路図を受け取った人が編集することを想定するならこの方法がベストです。
CE/旧BSchのときにはライブラリの管理が煩雑になったので、回路図の公開方法としてビットマップを推奨することが多かったのです。でも、BSch3Vはライブラリ情報も埋め込んでいますので回路図ファイルだけの公開で済みます。